コード(chord) 2

ポピュラー・ジャズ音楽理論講座

コード(chord)について

コードやコード・ネームの事で分からないことなどあって、書店で立ち読みしようと 出かけていって、いざ目的の書棚の前に立つと、たくさんの解説書が並んでいるので 面食らったりしたことがあります。普通、五線紙を使って「コード」を説明するときに そのコードの音符を「団子の串刺し」のような感じで書いています。 コードの説明としては、理にかなっていてまったく「当たり前だのクラッカー」(また、出てしまって申し訳ありません。)です。 最初に勉強されるときは、これで十分なのですが、ずっと将来に渡って、この「団子の串刺し」のイメージを持ち続けるよりは、 ・・・こっちの方がいいかなぁ・・・と思って、「スタートレック的コード発想方法」ご紹介いたします。 楽器が上達するにつれ、また、音楽を演奏したりする経験をたくさん積めば積むほど自然と実感できるものかもしれません。

で、またまた、「スタートレック」がでてきてしまって恐縮ですが、みなさんもご存知のように 実際のコード(和音)の響き方は、たとえ五線上では「団子の串刺し」になっていても、平面的ではなくて もっと立体的で、四次元的です。五線上には、そのコードの弾き方が書いてあるのであって、響き方はについては、 実際に演奏しないとわかりません。で、次のような感じでコードを感じると、もっと良いかもしれないと思 います。つまり、スタートレックのイントロダクションで「恒星日誌3005・・・・・」で始まる部分を思い出 すとその部分に流れる音楽まで耳元に流れ込んでくる感じがしますが、音楽ではなく映像の方に注意を注いでください。 満天の宇宙空間にキラメク星星星星・・・・・。無限に広がる宇宙の中心にいる宇宙船を思い浮かべてください。 その空間に浮かぶ星星もまた、無限・・・。創造を絶する深遠さと広がりの中に浮かぶキラメク星星は、なんと美しく ・・・・。この感じを音の宇宙に置き換えてしまったら、いい感じになると思うのですが、いかがでしょうか。 つまり、-コードを構成している音(コード・トーン)は、満天に広がる無限個の星星のなかから、永遠にまで届く手 (ワンピースの麦藁帽子みたいな)でもって、かいつまんできて適当に並べたもの-てな具合になのですが。 あなたの周りや心の中にある無数の音は、そのままホッタラカシにしておくとタダの音なのですが、あるルールに 従って選ぶと「音楽の素」になるということでしょうか。「団子の串刺し」は、見かけとしてはいかにも窮屈で狭く 感じてしまいますが、「団子の串刺し」の団子は、音の広大な宇宙の無限個の音から、あるルールに則って串刺しに したようです。

で、またまた、横道にそれたままになってしまいました。すみません。