ポピュラー・ジャズ音楽理論講座
未知の宇宙空間に乗り出した「エンタープライズ」には行く手を阻むものはありません。連邦の任務は与えられているものの クルーの行く手には心躍る素晴らしい冒険が待っています。さて、これを音の宇宙に置き換えてみますと・・・というよりも 、もっと現実的にある楽曲のある特定の数小節のコード進行上でアドリブをするとすると「さて何をしたら・・、いいのかな?」となった状況に置き換え て、一番的を得ているようで、でもって最も分かりにくいアンサーは、「あなたは、何をしてもいいよ!!」ではないでし ょうか。むむ・・、確かにどんな音を奏でても「わたし自身の自由」なんですが。勇気を振り絞って「ドバババハ・・」という 風に音を奏でると「トンチンカンで、的外れな音の羅列にしかならなかった。」なんてことも多いのです。で、となるとアドリブする にあたって必要な要素ってなんなのかなぁ・・と考えてみると
などと勝手に考えています。上記のように純音的な要素と気分的な要素に大別できるような気がします。 アドリブ(音楽にでてくるようなタイプの)を出来るようになろうとしてまずやってみるのは、
ということに尽きるように思います。音楽的知識もさることながら、経験というものも大きな成長のための 要素のひとつになっていると思います。大方の人は、「なんて的外れな音しか出せないのだろう・・!!」なんて 思ってしまうかもしれません。でも、それでいいのです。それが始まりですから。とりあえずは、各コードに対応 したコード・スケールを演奏してみましょう。それもトニックの音から並べ奏でるだけでいいのです。難しいこと をするでなく、単純に並べましょう。各コードごとの色合いの違いが分かると思います。多分、誰一人として最初 から巨匠と同じように演奏することはできません。中途半端で終わってしまいますが、わたしの得意技です。 すみません。
で、横道にそれたままになってしまいました。またまた、すみません。