Saxophoneお役立

ジャズサックス吹きの散歩道

●サックスの高音域が出しにくいが、中音域は良く鳴る。

中低音域が十分に鳴るなら、この音域の喉の状態やアンブシャーの具合は良いのだと思います。高音域の状態をチェックしましょう。 音域によってアンブッシャーの締め付け具合は変化しますが、無意識の内に極端に強くなったりしている場合があります。 普通、喉の状態は、音域に連動して動くように出来ていますから「ピッチが高い」という意識は、喉の緊張を促します。 中音域を演奏しているつもりで、高音域を演奏しましょう。または、低音域を演奏するつもりで息を吹き込んでください。

人によっては、高音域になるとアンブシャーの締め付けが極端に強くなりすぎる事が原因になっている場合もあります。高音域のアンブシャーの状態をチェックして下さい。 また、同時に喉の状態もチェックします。音が高いという意識は、ごく自然に喉の緊張を生みだすので喉が必要以上に緊張していないかどうかを調べる必要があります。 各サックス・プレイヤーの下顎のプレスの強さを数字で表すとどのような結果が出るのか興味があのます。だいだい各個人によって、強い・弱いの度合は、十人十色に なるのではないかと思えます。ある人にとって「強い」というものが、別の人にとっては「弱い」ということになるのかもしれません。アドバイスをお受けになる場合、顎の締め具合は相対的なものなので 、注意が必要です。ご使用になるリードの硬さや柔らかさ、そしてマウスピースの種類、開きなどが複雑に絡んできます。音域の違いによる喉の状態を体得するのにはサックスのための「倍音列」の 練習が最適だと思います。ご参考に、次のように教える先生もいます。「最低音を出すように最高音を出しなさい。」


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