●指が動きにくくなってきたら、その時々の自分に
私事ですが年齢とともに指の動作が緩慢になってきています。普通に演奏し続けていて、以前は出来ていたことができにくくなったり、できなくなるのは 自然現象だと思いますが、少し残念だと感じています。「この指のコントロールがおぼつかないので、別の指でこうしよう」などとなったり、「もう少し ゆっくりとしたテンポでやってみよう」あるいは「音符をより長くしてみよう」などなど、考える楽しみとそして、今まで使ったことのない音の繋ぎなど を新たに体験しています。以前は蚊帳の外であったものも少し遠目ではありますが見えるようになってきているような気がします。果たしてこれは、進歩 なのか退歩なのか、どうなんでしょうか? どちらであっても、その時々で出来ることをやればいいだけの事なのだと思います。自身にとってぎり出来る範囲で 最高にカッコイイと感じれること奏でることを心がける、これしかありません。でも、これって年齢や技術などによって変わってくるものではなく、いつでも だれでもどこででもですよね。年齢を重ねて動作が鈍くなってきて、ふと我を振り返って再認識したという事なのかもしれません。
年配と呼ばれる年代の方々、まだまだ、前進できると思います。ご自身のやり方を探してみましょう。