Saxophone お役立

ジャズサックス 吹きの散歩道

●フニャフニャになりたい

フニャフニャなどどよくわからない事を言ってすみません。楽器を演奏したりする上で演奏そのものに影響を与える物理的な いろいろな事柄があります。みなさんもご存知のように例えば、楽器のメーカー、リードの種類、 マウスピースの種類、ストラップの種類などもそうです。普通は自分によりよくマッチしたものを探し選びま すが、どうも私の場合、自分自身を信用しきれていないので「マッチしたもの」というところのマッチがわかりません。 まさに今現在の演奏はその瞬間の自分自身の気分や心根、体調など大きく影響を受けます。 昨日の練習で見つけたグッドポイントと今日練習で見つけたグッドポイントが違う。ところが、尺八 は息を入れて演奏しようとする度にポイントが違う。ワンフレーズ演奏するごとに-new world-で 演奏している感じなのです。尺八は西洋楽器のフルートに共通する部分は多々あると思うのですが、 音を奏でる部分がフルートの歌口ほど機能的に洗練されていないように思います。(それゆえ西洋的でなく日本的なのだ と思います。)尺八を演奏される方は首を振りながらの演奏になっている場合が多いと思うのですが、この 首をお振りになる動作の理由の一つは上記のポイントが瞬間瞬間毎回違うところにあるのではないかと考えています。 尺八のお話になってしまっていますのでもとに戻します。

自分自身がいつも同じであることは出来ません。自身が絶対的な不動のポジションにあることは人に よっては理想なのかもしれませんが、それってたいへん難しいことだと思います。サックスの場合は、自身の 体調、楽器やリードのコンディション、マウスピースの集類・開きなどいろいろな要素が複雑に絡みあって の上での演奏になりますので、外部的に最適なポイントを見つけることはなかなか難しいと思います。 自分自身をフニャフニャにしておいていかなる状態にも対応できるようにした方が効率的だと思います がいかがでしょうか。 


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