サックスお役立

Jazz saxophone 吹きの散歩道

ジャズサックス問題点の私的対処方

〇思い重いのサックス

50年前のお話にから始めてしまいますがが、お許しください。そのころのサックスといえば、「日管」、「ヤマハ」、「プリマ」、 「セルマー」、「キング」等々のメーカーのものがあったように思います。どのメーカーの楽器も今現在わたしが使っている 楽器よりも軽かったようにも思います。以前に使用していた11万台のセルマー・マークⅥは、ベルの部分を両手で挟んで ググッと押すと一時的に変形しました。もちろん反発力でもって元にもどりますが、意外と柔らかかったように思います。 それに比べ現行のサックスは重くなっていると思うのですが。私が使っている限定リファレンス54は非常に重く感じます。計量 したわけではありませんので、何グラム重くなっているとは言えないのですが、以前使っていた11万代のマークⅥよりは確実に 重いです。現行のサックスが以前のものよりより重くなっているとすると、何が原因となって重くなっているのか知りたいと思います。 楽器が重くなるとはどういうことなのか、管体の金属の密度がより大きくなったのか、より厚くなったのか,部品の重量がより 重くなったのか、重くなったら音がどうなるのか,軽いとどんな音になるのか等々、そして重くなったら老体にはきついし、そもそも 首に負担がかかりすぎるかもしれません。ストラップの進歩とサックスの重量は 切手も切れない関係になってきています。 管楽器についてのそのあたりを研究対象とした論文などがあるのかもしれませんね。こういうのって音響工学などと呼ばれていた 分野なのでしょうか。多分、楽器メーカーはこの辺りのデータを沢山もっておられるのでしょう。私個人としては非常に興味が あります。音楽そのものには直接関係ないのかもしれませんが、なぜ管体の年齢とともにいろいろな要素、つまり音色や音程、 吹き心地などが変わるのか・・等々。


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