ダブルリップ

Jazz saxophone 吹きの散歩道

なんちゃってダブルリップ

〇ハタと気づくと・・。

40年もテナーサックスを吹き続けてきて「上顎の歯がマウスピースから落ちてしまうな・・、不思議」という状態がここ四~五年、時々ですが でてきました。同じくして低音の方の音が不安定になるような・・・・・。どうもおかしいなと思いつつも深く考えもせずに演奏 し続けていましたが、最近、わかりました。「上顎の歯がマウスピースに当たっていないな・・。これってダブルリップというやつやん。」、 ダブルクリックではありません。ダブルリップです。ただし、楽器の音域や音色をどのようにコントロールして演奏しているかによってアンブシャーの様子は変わってきます。 つまり、低音域でサブ・トーンのみで演奏している場合と高音域からフラジオまでを連続的に演奏している場合 とでは、アンブシャーの様子が違います。私の場合、低音域でサブトーンで演奏する場合は、ダブルリップになっている事が多いです。この場合 、不安定になってくるとその不安定を回避するために上顎の歯をマウスピースに少しあてがいます。また、中音域のみで演奏し続けるときもダブルリップになっている場合が多いようです。 中音域で演奏する時に自分自身にとって音がよく響いていると感じるあたりのアンブシャーの状況が、ダブルリップもしくは微かに歯が当たっている 程度ですので演奏上での音の前後関係を鑑みて可能であればダブルリップで演奏することが多いです。まだまだ、自身において不明なところが多いので、 何かわかったらまた書きます。

もともと楽器を奏でるときに、出来るだけズルして楽に演奏したいという怠け者ですので、ずーーーといかに楽に吹くかを追求してきました。もう少し詳しく言わしていただくと楽に 「自分の好みの音色や音量、そしてフレージング」をできるようにするかを探してきてこんな風な吹き方になっちゃってるという感じです。良いとか悪いとかではなくて、「今はこうなってん ねん」、それだけです。また、これから変わるかも知れません。いや、吹き続けている限り変わってくるとあきらめていると言ってしまいます。なるようにしかなりませんから。Let it be !!