●サックスの音は出るが、小さくて苦しそう。
サックスを吹いているときのアンブシャーのプレスの具合はどうですか。マウスピースを強く噛みすぎる事でリードの振動を押え込んでいるかもしれません。 また、喉の状態をチェックして見て下さい。必要以上に緊張していないかどうかを確かめます。肺から押し上げられた空気は マウスピースに達する前に「喉」を通過するのですが、ここで自然な空気の流れが妨げられる事があります。また、肩に力が入っていないかどうかをチェック してみてください。サックスを吹いているときに肩に余分な力が入りすぎる場合もあります。肩が力んでしまうと身体全体に力が入りすぎてしまいます。 実行するにはほんとうに難しい究極の極意ですが「リラックス・自然体」をめざしましょう。
- もう少しソフトにマウスピースを包み込む。
- 喉の緊張を解く。
以上で改善されない場合は、「息」のスピードが足りないのかもしれません。
- 大胆に息のスピードを増して下さい。これで音が十分に鳴ってくれれば、単にスピードが足りないという事かもしれません。
以上で改善されない場合は、マウスピースを口の中にもう少し深く入れて下さい。マウスピースを深く咥えることで音量・音色・コントロール の利き具合などが変化してきます。ご自身でその変化を体感してみてください。( 「どう見ても入れすぎ」に見えるのは、良くありません。気を付けて !!) 最終的には、リラックスして鳴らせるようにする事が理想です。わたし個人は、出来るだけ可能な範囲でマウスピースを浅く咥える事を良しとしています。 そのほうが楽器をコントロールするためにより効率が良いと考えています。