荒崎英一郎-Sax-塾

Jazz Saxophone 吹きの散歩道

演奏経験を持っておられる方への基本的な考え方

普通は初心者の方に比べればアドバンテージがあると思われがちですが、とりあえず、音が 出たらいいという感じで楽器にアプローチしてこられていたら、さら上手になってゆくには 少し問題があるかもしれません。たとえば、演奏していてすぐに顎が疲れてきたり、リード ・ミスを連発してしまったり、音色が苦しそうになったり、指に力が入ってきて動きにくく なってきたり、低音域になると裏返ったりなどなど、ほんとうに自分自身のイメージとは 違った方に行ってしまう事も多々あります。ひょっとして演奏するときはいつも上記のような 現象のどれかに陥っているとするとそのような現象を必然的に呼び込む「習慣」を体得してし まっているかもしれません。この「習慣」を「クセ」と言い換えてもいいと思いますが、楽器 を上手にコントロール出来るという事は、良い音を出せたり、流暢なフィンガリングをもって いたり、いかなるときでも身体・精神ともリラックスすることが出来たりというような良い 癖(クセ)を身に付けてしまうということとほぼ同じ事のようにも思います。えてして我流とな ると自分自身では気がつかない内にあまり良くないほうの癖を体得してしまっているのかも しれません。

吹奏方法を修正してゆく場合、部分部分を修正することで改善される場合も多いのですが、そうでない 場合もあります。あまり良くないクセを身に付けてしまっている場合、それぞれのクセを修正してゆく のですが、徐々に修正してゆくことが難しい場合、取り合えずすべてを-0-(Flat)に戻してしまうとい う方法もあります。慣れ親しんできた方法を変えるのには、大きなエネルギーを必要としますが、5年、 10年、もっと長期にわたって演奏を楽しみ、なおかつ、上手くなってゆくためには「変える」ということ が必要になる場合もあります。

「初心者の方に」の説明に出てきた新しい自分、冷静に判断して評価す るもう一人の自分を育てゆく必要があります。

より良い方法で練習を継続されてきた方は、継続的に次の課題に向かって突き進むことができるはずです。

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